8月も終盤になり、練習からの帰り道は少し涼しく感じましたが、
きっとまた残暑やゲリラ豪雨や台風などやってくるのでしょう。
今日の練習は、
前半が、合唱祭でも演奏した木下牧子作曲の『夢』。
後半が、アントニーニ作曲の『Canticum Novum』。
『夢』は私がピアノ伴奏をしているのですが、今日は歌を集中的に練習するということで、試しにアルトを歌ってみました。
歌ってみると新しい発見があります。
歌い手のテンション、音の動き、などなど、
自分がまだまだ楽譜を全体的に読めていなかったことがわかりました。
(きっと全体の統制を取るのが指揮者の役割なんでしょうけど、
伴奏者も全体が見えて、上手く歌い手を乗せる伴奏が出来たらいいな、と)
伴奏はここをもっとこうしようとかああしようとか、色々考えているうちに、私は視野が狭まってしまい、ソロピアノみたいになって「やり過ぎ」になることがあります。
要注意です。
伴奏をする時は、理性や客観視の能力がかなり必要になると思います。
また、この曲は再演する面白さも楽しめます。
前の演奏と同じようにする必要はなく、新しいことをしてもよし、
さらに良い演奏ができる(かもしれない)機会を与えられたのはとても有難いです。
…と、色々書きましたが、最後に通しで伴奏を弾きましたが、
自分に「伸び代ですねぇ!!」と連呼する結果でした。
がんばろっと。
後半のCanticum Novum は、パート練習では歌えるけど全体でやるとそうは上手くいかないパターンの曲で、とてもやり甲斐があります。
難しかったり手のかかった曲程、良い演奏が出来た時の感動は大きくなるので、
今日は上手く歌えなかったのですが、
「絶対モノにしてやる!みておれよアントニーニ!」
と、武者震いをしていました。
武者震いって言うとかっこいいな。モノは言いようやな。
個人的に伴奏のこととなると熱くなるので、前半長々と語ってしまいましたが、
今日もMicrocosmos は笑いあり感動ありの練習でした(笑)